クラウドファンディングプロジェクト終了
昨年より実施していました,以下のクラウドファンディングが終了しましたので,
お知らせします。
公立図書館に『アンネの日記』など376冊の本を寄贈したい!- READYFOR? https://readyfor.jp/projects/ALIS-Anne
本プロジェクトでは、6館に対し51冊の寄贈を行いました。
これまで被害を確認し、寄贈を打診した自治体からは全て返信をいただき、
寄贈本の送付が終わりましたので、本プロジェクトを終了します。
詳しくはURLへ!
支援金が集まり、およそ1年と少し経過して
ここにプロジェクトの終了をお知らせできることを
大変喜ばしく思います。ありがとうございました!
図書館見学 矢祭もったいない図書館
(矢祭もったいない図書館 〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町東舘石田25)
先週,矢祭もったいない図書館に行ってきました。この日は突然訪問したのですが,写真撮影の許可をいただこうとお尋ねしたところ,なんと職員の方にご案内いただきました。ありがとうございました。視察する場合には事前申し込みも受け付けているようです*1
私は車で訪問したのですが,この図書館は駅からも近くJR水郡線東館駅から徒歩1分*2です。車では,駅を目指して行って駅の目の前の道を左折すれば図書館が見えてきます。公民館と併設なのでかなり大きな建物です。
中に入ると公民館の受付と下駄箱があり,そこでスリッパに履き替えます。スリッパは備え付けのものを貸して下さいます。
入口を入って右手が図書館ですのでズズッと廊下を行くと防火扉にこんな素敵なサインがありました。もちろんいつもは開いた状態ですが,ご厚意で撮影のために閉めていただきました。
柳田邦男先生は,矢祭もったいない図書館が主催している手作り絵本コンクール*3で審査員をされているそうです。
手作り絵本コンクールは,今年で7回を迎えられるそうで,毎年全国からたくさんの応募があるそうです。一般の部と家族の部があり,それぞれ最優秀になった作品は書籍化してくださり,作者にはもちろんのこと,蔵書として矢祭もったいない図書館と作者のお住まいの公立図書館へ寄贈されます*4。
特に内容については制限がなく,海外からの応募やパッチワークの布絵本を応募された方もおられるそうです。いくつか最優秀作品を拝見すると,どの作品もとても暖かみがあり,それでいてしっかりした内容で,とても素人とは思えないものばかりでした。なかにはいくつか絵本作家を志している方からの応募もあるそうです。
「矢祭子ども司書」講座*5という児童向けの読書推進活動もされていて,全15回からなる大変しっかりしたカリキュラムの講座を毎年されています。子ども司書として認定された児童は,認定証をもらい名前が図書館の壁に掲げられ,「子どもサポーター」として図書館行事に参加できるそうです。職場体験や1日子ども司書といった活動は多く見られるものの,きちんとカリキュラムを組まれていることに感銘を受けました。
子どもサポーターが参加する図書館行事として,「家読(うちどく)祭り」があります。「家読祭り」は,家で読書をしましょうという読書推進活動の一環で,家で読むための「うちどく福袋」の貸出や,手作り絵本コンクールの展示がされていて,コンクールの絵本を使ってお話し会が開催されています。
お話し会をするのが子どもサポーターのみなさんです。普段はご両親や大人に読み聞かせされている側の子どもが,この日は逆に読み聞かせをする側になれる日というわけです。
今月14日に「家読まつり」が開催されるということで,もしお近くの方いらっしゃったらぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。以下は「うちどく福袋」の中身の一例です*6。
さて,矢祭もったいない図書館の名前に,なぜ「もったいない」が入っているのかについて,書きたいと思います。矢祭もったいない図書館は,全国から図書の寄贈を募り,寄贈本のみで蔵書を構成するという試みによってつくられた図書館です。この町立図書館は,町の総合計画による町民アンケートの結果,町立図書館の設置が大多数寄せられたために開館されました*7。
寄贈本は,職員さんによると3万冊程度集まれば…と考えられていたそうですが,予想を大きく上回る45万7000冊が寄贈され,現在も継続して寄贈があるそうです*8。ちなみに図書の寄贈者の名前も図書館に掲げられていました。
さて,ここで私が訪問する前から疑問だったこと,寄贈本だけで蔵書構成に偏りはでないのかとうかがったところ,思ったより出ないとのことでした。館内をぐるっと見学させていだきましたが,開架部分だけでも小説,実用書,児童書,辞典類と豊富に揃っているように思いました。以下の写真は入口正面にある新刊書の棚です。ちなみにこの隣にも机があり十数冊が展示してありました。手にとって何冊か拝見しましたが,古本のようには見えませんでした。最近は,刊行から三年以内の本の寄贈を受け入れているそうです。
この他,ご厚意で書庫も見せていただきました。全集や大きな美術書等はこちらにおかれているそうで,この隣の2階建ての建物にも電動式書架がびっちりありました。寄贈された本は開架だけでなく,閉架書庫と町の公民館図書室や郵便局にも置かれているそうです。
全集や美術書も寄贈というのにも大変驚きました。なんでも昔付き合いで買わされた方やご家族の遺品で所蔵していた方が「図書館に所蔵してくれるなら…」ということで寄贈していただいたそうです。
職員さんによると,寄贈で図書館を作るなどとんでもない!というお叱りの電話を何度ももらったそうですが,こんなにも豊富な蔵書になると誰が予想できたでしょうか?
45万冊にもなる寄贈本の装備は町民のみなさんがボランティアをして手伝ってくださったそうです。町民のかたの5人に1人は図書館ボランティアをしてくれたそうです。新書も豊富でした。
矢祭もったいない図書館が成功した理由として,
・町民によるボランティアの協力があったこと
・矢祭町が以前新聞で取り上げられていた等のネームバリューがあったこと
・書庫を持つことのできるスペース(駐車場があった場所を一部書庫にした)があったこと
を挙げておられました。開館当初はたしかにそうかもしれませんが,現在も継続して寄贈があるのは,職員のみなさんの情熱あってこそと思いました。
*1:
*2:
*3:
矢祭もったいない図書館 - 第7回矢祭町「もったいない図書館」手づくり絵本コンクール
*4:残念ながら第一回の作品以外は買うことが出来ません
*5:
*6:主に児童向けに年代別になっていました。貸し出す本の他に雑誌付録やお菓子のおまけが付いていて本当に福袋みたいです。これが30袋くらいあって,例年全て貸し出されるそうです。
*7:
「もったいない図書館」開館(福島県矢祭町) | カレントアウェアネス・ポータル
当該記事に記載されている新聞記事等はリンク切れ
*8:
詳しくはこちらの記事を読んでいただくほうがわかりやすい。全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光|相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記|ダイヤモンド・オンライン
生涯学習情報提供システムってはじめてききました
新任図書館長研修の事務局をお手伝いする機会をいただき,少しだけ講義を拝聴しました。そのなかで,生涯学習情報提供システムについてふれられていて,初めて聞いたので調べてみました。
生涯学習情報提供システムとは
文部省(生涯学習局学習情報課)では、生涯学習基盤整備の観点から、都道府県と管内市町村をコンピュータ等によりネットワーク化することにより、各種の学習機会等に関する多様な情報を住民に提供するとともに、適切な学習相談を実施する体制を整備するため、昭和六二年度より「生涯学習情報提供システム整備事業」を実施している。現在までに一三府県において、システム構築が進んでいる。
このシステムにおいて提供される情報は、今後の各県システムの相互利用を前提に、学習機会、施設、指導者情報等六分野を標準としている。さらに、文部省では、平成元年度にデータベース構築における入力情報の分類と様式を示した。各県においては、これを参考にシステム整備が進んでいる。
(引用:全国の生涯学習情報のシステム化に関する調査研究協力者会議の審議とりまとめについて:文部科学省平成三年八月)
具体的には,以下のような内容が掲載されている。
学習機会
○ 放送大学に関する情報
○ 大学の社会人入学制度、聴講生制度、通信教育、公開講座等に関する情報
○ 社会通信教育に関する情報
○ 全国的規模のイベント情報
施設
○ 生涯学習関連施設、専門機関、研究所に関する情報
○ 全国的に特色のある施設の情報
教材
○ 全国の生涯学習関連施設の所蔵資料の情報
○ 郷土資料・視聴覚教材に関する全国的な情報
各種資格
○ 国家資格等各種資格、技能検定・認定等の情報
○ 学位授与機構に関する情報
その他
○ 生涯学習に関する文献・研究成果情報
○ 海外留学制度、日本人学校等の情報
団体・グループ
○ 生涯学習関連の全国的団体の情報
指導者
○ 国等の公的機関で把握・公開可能な指導者・学識者の情報
事例:
群馬県生涯学習センター「まなびねっとぐんま」
キーワード”生涯学習情報提供システム”で検索すると,たくさん出てきます。最近はあまり活発には使われていないそうです。
図書館初心者のための文献リスト
最近の図書館、レファレンスサービスについて知りたい、と小学校からの友人から問い合わせがあったので、文献を紹介しました。
ついでなので、たくさん挙げてブログにアップしちゃおうという算段です。はじめはSISTで挙げてたんですが、Amazonの商品挿入機能が便利すぎるのでそれ使いました。アフィリエイトではないのでクリックしてもなにも発生しないです。
ちょっと考えて思いついたのを挙げたのでまた追加するかもしれません。
追記
本を2冊(「図書館の主」「インターネット時代のレファレンス」)追加しました(2015/07/23)
【最近の図書館について】
つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)
- 作者: 猪谷千香
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/01/07
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (35件) を見る
【図書館の使い方】
図書館を使い倒す!―ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」 (新潮新書)
- 作者: 千野信浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 139回
- この商品を含むブログ (46件) を見る
図書館のプロが教える“調べるコツ”―誰でも使えるレファレンス・サービス事例集
- 作者: 浅野高史,かながわレファレンス探検隊
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 194回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
【レファレンスサービスについて】
地域の情報ハブとしての図書館(課題解決型の図書館を目指して):文部科学省
ニューヨーク公共図書館、1940~1980年代のレファレンス質問をInstagramで公開 | カレントアウェアネス・ポータル
インターネット時代のレファレンス : 実践・サービスの基本から展開まで
- 作者: 大串夏身,田中均
- 出版社/メーカー: 日外アソシエーツ
- 発売日: 2015/03/12
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
【番外編】
知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)
- 作者: 野中郁次郎,紺野登
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1999/12
- メディア: 新書
- 購入: 8人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
図書館見学 長井市立図書館
(長井市立図書館 〒993-0004 山形県長井市神明町3番7号)
春休みに図書館見学へ行ってきました。
長井市立図書館は、フラワー長井線長井駅から徒歩15分のところで白つつじ公園を目指していくと辿り着くことができます。駅からですと少しわかりにくいのですが、TAS(4階建のショッピングモールでこの辺りでは目立つ高い建物)の目の前にある公園の中を目指していけば行けると思います。
入り口すぐ横には、「靴の汚れている方や音の出るくつを履いている場合にはこちたのスリッパに履き替えてください」という注意書きがあり、スリッパが並べられていたり、コート等を掛けるための棚があったりと、細やかな気配りの感じられる図書館です。
写真を見て分かる通り変わった建物なのですが、利用者が利用できるのは1階部分のみで、児童書架と一般書架と閲覧席があります。入ってすぐの棚には雑誌と地元の広報誌や博物館の案内や白書類が並べられ、観光目的で来た利用者にとっても、常連の利用者にとっても使い易いよう配慮されていました。
図書館は正方形で、入って手前半分の空間が児童書架で、奥の空間が一般書架になっていました。そのちょうど中間にあたる、児童書架が見える位置に育児書や料理本が置かれていて、親子利用者への配慮が感じられました。入り口から入って正面の棚には新刊書が並べられていました。
図書館の広さがあまり無いためか、書架の高さが全体的に高く、上の棚まで本が入っていました。地震対策のための補強はされており、上の書架にある本を取りやすくするための備え付けのはしごや台座がありました。
郷土史料はカウンターのすぐ正面にあり、棚2つ分ありましたが、書庫にも所蔵があるらしく「郷土資料をご利用の方はカウンターまでお申し出ください」と表示がありました。
職員の方の話では、天気の良い日には外に机と椅子を出して青空読書会をされているそうです。
図書館見学 蒲田駅前図書館
(大田区立蒲田駅前図書館 〒144-0052 東京都大田区蒲田五丁目13番26-301号)
JR/東急蒲田駅東口から右に曲がり、大田区役所の前を過ぎて少し行った場所にあります。駅からは徒歩3分*1くらいです。建物の1階は消費者生活センターがあり、2階は多目的室、3階が図書館という間取りになっています。
私は以前、蒲田駅前図書館に勤務しておりました。そのため、知り合いに会えるかと思ったのですが、今回偶然立ち寄ったために、知り合いに会うことはできませんでした。自分が装備*2した資料を見つけることができて、嬉しかったです。
大田区の図書館は全部で16館と図書館類似施設が1館あり、それぞれで分担収集を行っています。具体的には、蒲田駅前図書館では統計と薬学の書籍を重点的に収集し、雑誌の長期保存を行っています*3
入ってすぐの場所に飲食可の座席があり、その隣に大活字本が別置されています。以前は単行本と同じ書架に配置していましたが、別置したほうがわかりやすいのでは、との利用者からの意見をうけて別置になったと聞いています。
カウンターの正面が一般書の並ぶ書架で、奥が児童室と閲覧室になっています。最近流行りのブックシャワー*4があり、無料で使用できるようです。他の大田区立図書館でもいくつか設置している図書館があるようです。
展示がいくつかされており、私が訪問した時には、長期保存雑誌と魔法に関する本の展示がカウンター付近にそれぞれ置かれていました。魔法に関する本の展示は、これもまた最近流行りの、内容がわからないようブックカバーをかけて内容紹介を30字程度書いて貸し出すようになっていました。ただし、中身は見られるようになっていたので、チラッと見れば何の本かわかるようになっていました。
駅近くで線路沿いの建物のためか、窓辺には椅子が設置されて京浜東北線をを眺めながら読書できるようになっていました。古い建物ですが、掲示物等や本の分類見出しや調度品は新しく、利用されるための工夫を感じました。平日の閉館間際でしたが、利用者はかなりいて、よく利用されているのだなと思いました。
*2:図書館資料として受け入れるためにビニール加工やシール貼付けなどをする
*3:https://www.lib.city.ota.tokyo.jp/pdf/jigyoh26/51kanbetsu.pdf
メールの管理方法
私はメールアドレスを仕事用、私用、大学用、メルマガ用と使い分けている。
返信すべきメールの受信頻度は1日あたり5~15通とあまり多くない*1。3日くらいほうっておくとなにかと支障が出て電話がかかってくる。なんなら朝に受信したメールに夕方までに返信しないと電話が来る。こわい。
ここで取り上げる方法は上記程度の受信数なので、返信すべきメールの受信数がそれ以上となるとあまりおすすめできない。あまりにも受信数が多い場合には、即処理がベストらしい*2。
ここでは、大量の受信メールに埋もれてしまい、返信すべき重要なメールを見逃してしまっている人のために、私がやっているメールの管理方法を記事にしたい。
- 確認する必要がある頻度別にメールアドレスを使い分ける
メールアドレスは、それぞれ確認する必要がある頻度別*3に使い分けると便利だ。
緊急連絡が入るため毎日確認する必要があるのは仕事用、私用、大学用、一週間くらい見なくて大丈夫なのがメルマガ用のアドレスとしている*4。仕事用、私用、大学用のメールはスマートフォンや携帯電話でも受信できるように設定しておく。スマートフォンがあるのならGmailアプリを入れると便利だが、ないのならキャリアメールに転送するよう設定する。そうすれば、緊急で対応する必要があるものには、スマートフォンや携帯電話から返信すればよいし、緊急で対応する必要がなければ、PCの前に座った時に返信すれば良い。
また、おすすめのメールサービスとしてはGmailが便利である。迷惑メールやSNS、広告メールのフィルタリングが強力なので、自分でフォルダ分けするストレスが少なくて済む。Gmailで仕事用、私用、大学用のメールを一括で管理できるように転送してあるので、返信相手や送信相手によってメールアドレスは使い分けている。Gmailアプリの通知は受信トレイに受信が来た場合にのみ通知がくるので、自動で別フォルダに受信した場合には通知が来ない。ちなみに私はGmailアプリを入れているが、音通知は切ってある。
- メールアドレスのアカウント名に実名を入れるかどうか
仕事用、私用、大学用は、実名で使用しているウェブサービス*5を使用する際に登録している。実名で使用しているウェブサービスを介して知り合った場合の連絡手段が、メールアドレスであることが多いので、アカウント名に実名が入っていると相手にわかりやすくてよい。
メルマガ用は、ネット通販やネット記事をみる時、SNSといったウェブサービスを利用する際に登録が必要でメールアドレスを要求されるため、そこで使用している。つまりあまり信用のおけないウェブサービスを利用する際に登録に用いるためか、迷惑メールや広告メールが多い。Hotmail*6はアドレス単位や件名単位で自動削除できる機能がついているので、便利だ。ちなみにアカウント名に実名は入れていない。
- 受信トレイでTODOを管理する
以上のメールアドレスの使い分けによって仕事用等の実名で使用しているメールアドレスには最小限の返信すべきメールしか来ないようになっているはずなので、以下は返信すべきメールの管理について述べる。
昨今はだいたいメールで業務や飲み会等の連絡がくるので、TODOの管理をメールですると締め切りや予定、すべきことの漏れがない。
具体的には、受信トレイ*7には、基本的に受信して読み終わったら削除か返信してフォルダ分けをし、まだ返信していないものやまだ期日の来ていないものだけを残す。そうすれば、受信トレイには「すべきこと」「返信すべきもの」だけが残る。しかし、繰り返しになるがあまりにも受信数が多い場合には、以下の記事の通り、この方法はおすすめできない。
受信メール数の多い人ほど「to do」が明確になるようフォルダ分けを行い「インボックスを合理化」する傾向があるとのこと。ただし、タスクマネジメントの一環としてインボックスを「to doリスト」化しようとするのは効率的ではないとこの研究は示唆しているとのことである。
- フィルタリング機能を利用する
例えば、毎日大量のメールが送られてくるメーリングリスト*8が一つでもあると、他の重要なメールを見落としてしまう可能性が高まる。そこで、そのメーリングリスト用のフォルダをメールアドレス内に作成し、フィルタリング機能を使って件名やアドレスによって受信トレイをスキップして直接メーリングリスト用フォルダへ受信するよう設定する。これだけで、かなり受信トレイがスッキリする。
これだけでだいぶ受信トレイがすっきりするのではないだろうか。
おまけ
- 二日間以上返信ができない場合には、返信不可の自動返信機能を使う
送信相手にとって、いつ返信が来るのかわからない、またメールを見たかどうかわからないといった状況が最もストレスなので、返信できない期間があらかじめわかっている場合には返信不可の自動返信機能を使うのがおすすめである。
たいていのメールサービスには自動返信機能、というのがあるので利用しましょう。
*1:広告メールをいれると30~50通くらい
*2:一日数百通のメールを受信する指導教員談
*3:数時間以内に返信が欲しいメール、一両日中に返信がほしいメール、一週間以内に返信が欲しいメールと言った具合。
*4:メルマガ用にチケットぴあやe+の広告メールを受信してコンサートやライブチケットの申込期限が2日くらいしかないメールが来る場合もある。どうしても行きたいバンドの情報はメルマガに頼らず事前に調べておくか、もしくは諦めよう。
*5:図書館のメール通知サービス、Facebook、Linkedin、Google+、SlideShare、about.meなど
*6:現在はOutlookというフリーWebメールサービス http://www.microsoft.com/ja-jp/outlook-com/automate/
*7:メーラーやwebメールのメールアカウントを開いた時に一番初めに見る、受信メールの一覧
*8:仕事に係る全てのメールをCCする職場や、議論を行うグループのものなど