大学に入学する前に読むといいかもしれないブックリスト2

忙しいときほどブログ記事を書きたくなる。なぜだろう。たしかなんか心理学用語がついていた気がするが、それについては本記事の趣旨ではないので割愛する。ちなみに本記事はかなり前に下書き保存していたものに加筆して公開している。

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか。そういえば、世の中には商品に誘導するPR広告みたいなブログ記事が大量にあるらしく「~いかがでしたか?」をNOT検索するとノイズが減るそうです。お試しください。

 

さて、先日大学に入学する前に読むといいかもしれないブックリストを公開しました。当該の記事はすべての分野にあてはまりそうな文献について紹介しましたが、今回はそれぞれの分野について参考になりそうな新書について扱いたいと思います。

 

本記事での新書とは、シリーズ名に新書とつくものとします。従来は、新書は学問の入門書としての位置づけでありました。しかし現在は、新書はかなりライトな読み物として新しい出版社が新書を出版しています。ライトな読み物というのは専門用語が少なく文章が平易なため読みやすく、内容が中学生でも読めるようなものをイメージしてもらえればと思います。したがって、創刊年が新しい新書は読みやすく、創刊年が古いほど学問の入門書のような新書である事が多いのではないかと思います。すべてが前述のようにあてはまるわけではありませんので、その点はご注意ください。ちなみに、新書そのものが出版された年は出版年とし、新書シリーズが創刊された年は創刊年としています。

 

たとえば、創刊年が古いものとしては以下の新書シリーズがあります。

 

岩波新書 ”現代人の世界的教養”(1938年シリーズ創刊)

中公新書(1962年シリーズ創刊)

ブルーバックス(1963年シリーズ創刊)

講談社現代新書(1964年シリーズ創刊)

・岩波ジュニア新書(1979年シリーズ創刊)

 

また、比較的新しい新書シリーズは以下の新書シリーズです。

 

ちくま新書(1994年シリーズ創刊)

PHP新書(1996年シリーズ創刊)

・文春新書(1998年シリーズ創刊)

・SB新書(2006年シリーズ創刊)

 

出版数が比較的多く、書店でもよく見かける新書をいくつか取り上げました。上記に上げた新書シリーズの他にもたくさんの新書シリーズがあります。比較的新しい新書シリーズの中でも、ちくま新書は学問の入門書のような内容を扱っていることもあります。

また、新しい新書シリーズとして早稲田大学が早稲田新書を昨年に創刊したニュースがありました。

【新文化】 - 早稲田大学出版部、「早稲田新書」を創刊へ

内容は確認できていないのですが、タイトルと著者からおそらく学問の入門書のようなものを出版しているのではないかと思います。そのため、はじめに書きました古い創刊年は学問の入門書、新しい創刊年はライトな読み物というのにあてはまらないものもありますので、そういった傾向があるのだなと思ってもらえればと思います。

 

ちなみに以下のシリーズは文庫ですが新書のように学問の入門書のようなものを多く出版しています。

 

文庫クセジュ ”Que sais-je? (私は何を知っているのか?)”(1951年日本語版シリーズ創刊)

 

それぞれの新書シリーズが取り扱う分野について、ブルーバックスは科学が多かったり岩波ジュニア新書は文学が多かったり等の特徴があります。それについては後ほど加筆したいと思います。

 

もし大学に入学する前や大学に入学した後に時間がある場合は、上記の新書シリーズを読まれてみるといいかもしれません。