図書館見学 伊万里市民図書館

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伊万里市民図書館 〒848-0027 佐賀県伊万里市立花町4110番地1)

 

昨年、佐賀県にある伊万里市の図書館に行ってきました。

伊万里市民図書館は利用者サービスで高く評価されており一度は訪れてみたいと考えておりました。

伊万里市民図書館は駅からは少し距離があるので、バスで行くかタクシーで行くか迷いましたが、時間があまりありませんでしたので、駅からタクシーで行きました。駅からはタクシーならそれほど遠くなかったように思います。

入り口すぐ横には「福祉喫茶あおぞら*1*2」があります。私が行った時間には閉店しており残念でした。

館内は天井が高く、落ち着いた雰囲気で書架のあるスペースとは別に中庭横に椅子と机が設けられています。私が訪れた時間は日曜の夕方だったと記憶していますが、複数ある中庭横の机のほとんどで将棋が行われていて大変活気がありました。活気があると行っても特に騒がしいわけではありません。将棋を指す人とそれを見ている人で多くの人がいました。思わず「今日はなにか将棋のイベントがあるのですか?」と職員さんに尋ねたのですが、特にそういうわけでもなく、日常的に見られる光景だそうです。この光景に私は大変感銘を受けました。

書架の分類別に伊万里焼の見出しが棚に付けられていました。また、特に郷土資料に力を入れられているようで、観光資料と伊万里焼の資料が多く見られました。

また、絵画の貸出がされているようで、一階から二階の書庫に行く途中の階段に複数の絵画が飾られていました。海外では一般的なサービスですが、日本で絵画の貸出がされているのを見たのは初めてでした。

そして、館長の部屋が書架からガラス張りで利用者にも見られるカウンター横の場所にあり、いつでもお声掛け下さいといったことが書いてありました。

児童室もとても可愛く作られていて、特に読み聞かせのためのお部屋であるのぼりがまのおへや*3の入り口はすごく可愛かった*4です。

*1:福祉喫茶あおぞら | Facebook

*2:障がい者の社会参加を目的として平成14年2月に作られました。伊万里市民図書館内にある『福祉喫茶あおぞら』です。伊万里市手をつなぐ育成会により運営されています。
現在、3名の障がい者と9名のボランティアで運営しています。”当該FBより引用

*3:伊万里市民図書館 図書館案内 のぼりがまのおへや

*4:写真撮影の許可をとっていなかったので撮影していません

図書館見学 大阪府立中之島図書館

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大阪府中之島図書館 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1−2−10)

 

昨年、耐震工事中の大阪府中之島図書館に行ってきました。

この歴史ある建物は1904年に建てられ、住友吉左衛門友住氏より寄贈されたものだそうです*1。この図書館を巡ってはいろいろとニュースがありました*2。実際に自分の目で見てみたいと思ったこともあって、行ってきました。地下鉄御堂筋線淀屋橋」駅から歩いて行くと、橋がありそれをわたって行くと途中に大阪市役所があります。徒歩10分もかからない距離だと思いますが、改修中のために壁で囲まれていて少しわかりにくくなっていました。

 

通常の入り口かどうかはわかりませんが、表示に従って行くと受付があって荷物を預けるよう言われました。館内に行くか、閲覧席に行くか聞かれたので、完全に別の閲覧席があるようです。

そこから行くと中央ホールに出て中央ホールの展示などがみられました。中央ホールから各部屋へ行ける仕組みになっており、最近の図書館とは違った造りだなと思いました。

貸出返却カウンターの前にパスファインダーも豊富に取り揃えられており、利用されているのだなと思いました。新聞の部屋には、東日本大震災被災した地域の福島新聞等があり、府立図書館ならではのサービスが実施されていると感じました。

 

図書館見学 長崎市立図書館

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長崎市立図書館 〒850-0032 長崎市興善町1-1)

 

文章を書くリハビリ第三弾

長崎県長崎市にある長崎市立図書館に行ってきました。私は徒歩15分以内なら地図を確認せずに行く派なのですが、今回は地図を確認したほうが良いなと思いました。というのも、JR長崎駅から歩いて行くと長崎市立図書館は坂の上にあるので、かなりしんどいのと表通りから行かなかった場合にはかなりわかりにくいからです。なので、もし長崎市立図書館へ行かれる際には、表通りからバス等を使われたほうが良いです。

長崎市立図書館は複合施設で、多目的ホールや救護所メモリアルといった施設が併設されています*1救護所メモリアルとは、原爆投下された際にこの場所が救護所となったことの資料が展示されているスペースです。図書館が主たる施設ですので、複合施設というのは大げさかもしれません。

図書館の外に全自動返却口があり、そこへ返却すると閉館時間でも館内へ自動で運搬してくれる装置があります。図書はかなり重いので、図書館員にとっては嬉しい装置かなと思います。公立図書館ではあまりないかもしれません。

各階の図書館は天井がかなり高く、入り口から入ってすぐ左手がカウンターです。建物の入口と図書館の入口は複合施設なので別で、建物の正面口を入って正面が図書館の入口です。図書館の入口の手前に総合案内がありました。そこではレファレンスのようなことをやっているようでした。

閲覧席がかなり多く、また書架が全体的に150cm程度の高さでやや低めでした。最近のはやりのようです。

二階の地域資料はかなり充実しており、観光資料と行政資料の両方がありました。やはり戦争資料が多い印象です。閲覧席の他にスタディールームというのが二階に設けてあり、ここは完全にクワイエットルームのようで、グループ学習室が別に作られていました。図書館報もまめに作成されているようで、数種類みることができました。

図書館見学 小美玉市小川図書館・資料館

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小美玉市小川図書館・資料館 茨城県小美玉市小川1664番地2)

 

文章を書くリハビリに見学記を書こう第二弾。

茨城県にある小美玉市の図書館に行ってきました。この図書館は住宅街のかなり奥まった場所にあるので、車で行くのがベストだと思います。近くに小川小学校があるので、そこを目指していくとわかりやすいかもしれません。敷地の手前に公民館があり、その奥にこの建物があります。車は4台程度止められるスペースがありましたが、公民館の駐車場らしきところもかなりあったので、差し支えないと思います。

 

館内はスリッパで入館する方式で、かなり珍しいなと思いました。そういった形式は初めてでした。私が訪れた時は週末の昼頃でしたが、大人はあまりおらず子どもの利用者が10名程度いましたので、大人のスリッパよりも子どものスリッパが置かれていて日常的に大人はあまりいないのかなーという印象でした。大人は図書館利用はしないのかもしれませんが、二階の会議室でなにやらお稽古事が行われていたので、そういった利用もされているようです。

 

紙芝居がかなり多くあり、大型絵本が同じように配架されていたので、児童図書の収集に力をいれているのかなという印象です。やはり貸出返却カウンターの目の前が絵本や漫画などが置かれている児童コーナーで、職員の目の届くところに配置されていました。児童コーナーはごろ寝しながら本が読めるようになっていました。

地域の催し物のパンフレットやチラシ、また市報やハローワークの情報等もカウンター横の目立つ場所に置いてありました。

視聴覚資料は「貸出中」という札のついた輪ゴムをCDケースなどに付ける方式をとっていてユニークだなと思いました。貸出中でもその資料があることはわかるので、棚がスカスカになったりしないため良いかもしれません。レンタルDVD等と同じやり方ですね。閲覧席は入り口から一番奥の突き当りに20席程度あり、私が行った時は子どもたちが数名いました。

二階は資料館になっており、お神輿や郷土の農具や出土したであろう土器の展示がされていました。奥には30名程度が座れるベンチがあり、スクリーンに投影して映画鑑賞等もできるようになっていました。

図書館見学 成田市立図書館

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成田市立図書館(本館)〒286-0017 千葉県成田市赤坂1-1-3)

 

成田市立図書館は、JR成田駅から歩いて20分くらいの距離にあります。ウェブサイトをみたら駅からバスが出ているようなので*1バスに乗ったほうが良いかもです。私が訪問した際には改修工事をされていたので入り口がわかりにくかったんですが、写真のちょうど図書館名の書かれている柱で隠れている部分が正面玄関への入り口になっています。入口の横には壁に備え付けの返却口がありました。

レファレンスカウンターが入り口正面にあり、すぐ左手に予約取り置き資料が自分で貸し出しできるようになってました。返却用カウンターが設置されており貸出カウンターとは全く別に設置されていたのも印象的です。かなりたくさんの利用があるのだろうなと思いました。

 

蔵書としては、壁際に雑誌が配架されており、開架部分を見た限りでは種類が豊富で、10代の女性向けファッション雑誌から児童教育雑誌まで取り揃えられていました。児童室は貸出カウンターのすぐ横にあり、職員の目が届きやすい場所にありました。

 

2階にレファレンスカウンターのようなものがあり、参考資料室*2となっていました。全体的に閲覧席が少なめなのが印象的でしたが、この参考資料室に何席か設けられていました。1階のレファレンスカウンターは簡単な案内で、2階の参考資料室はもう少し込み入った調べ物や他館からの照会に応じているのかなと思います。あとで確認します。

報告・講演会を開催しました。

もう2週間前のことですが,みなさまありがとうございました。

 

当日の様子は下記に掲載されましたので,ご覧いただければ幸いです。

 

ALISの活動記録 【報告】ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会

 

公立図書館に『アンネの日記』など376冊の本を寄贈したい!(赤山みほ)報告・講演会を実施しました。 - READYFOR?

ALIS定例会特別企画 クラウドファンディング報告・講演会

8月9日(土)にクラウドファンディング報告会を実施いたします!どうぞよろしくお願い致します!

 ※タイムテーブル変更しました(2014/07/22)

 

日時:8月9日(土)14時~16時
場所:筑波大学春日エリアメディアユニオン3階共同会議
https://www.tsukuba.ac.jp/access/map_kasuga.html

 

【タイムテーブル】
13:30〜14:00:受付
14:00〜14:05:冒頭説明
14:05〜14:25: 事件概要と調査報告/赤山みほ
14:25〜14:55:日本最大級の読書SNSの中の人から見た図書館とアンネの日記破損事件/大西隆
15:05〜15:35:図書館と資料毀損: 表現の自由の視点から/木川田朱美
15:35〜16:05:アンネの日記破損事件、海外での受け止めかた/アルファブロガーfinalvent
16:05〜16:35:質疑応答
16:35〜17:00:茶話会(フリートーク)
料金:無料

 

 

【講師紹介】
・赤山みほ(あかやま みほ)
1984年生まれ。公立図書館の民営化について研究している。公立図書館の非常勤職員等を経て、現在、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程1年。READYFOR?「公立図書館に『アンネの日記』など376冊の本を寄贈したい!」のプロジェクト実行者。

 

 

大西隆幸(おおにし たかゆき)
1979年大阪生まれ。大阪府高専卒。編集プロダクション勤務を経て、2011年より株式会社paperboy&co.(現
GMOペパボ)に入社、2012年より分社化された株式会社ブクログに所属。ブックレビューコミュニティサイトのブクログでは書籍のプロモーション業務、電子書籍作成販売のパブーではディストリビューション事業の立ち上げや電子書籍の企画を担当。2014年3月より取締役就任。

 

 

・木川田朱美(きかわだ あけみ)
1984年生まれ。日本学術振興会
特別研究員(DC2)にて、「現代日本のポルノ規制とその構造:有害図書規制に関する人文社会情報学的検討」のテーマで研究し、有害図書規制を通じて、社会的な議論の争点となるような図書館資料の取り扱いについて研究している。現在、桜の聖母短期大学、助教

 

 

finalventファイナルベント
アルファブロガー(2004年アルファブロガー・アワード)。1958年東京生まれ。著書『考える生き方』(プレジデント社)。黎明期1984年からパソコン通信を開始。ブログは2003年から現在まで続けている。