生涯学習情報提供システムってはじめてききました
新任図書館長研修の事務局をお手伝いする機会をいただき,少しだけ講義を拝聴しました。そのなかで,生涯学習情報提供システムについてふれられていて,初めて聞いたので調べてみました。
生涯学習情報提供システムとは
文部省(生涯学習局学習情報課)では、生涯学習基盤整備の観点から、都道府県と管内市町村をコンピュータ等によりネットワーク化することにより、各種の学習機会等に関する多様な情報を住民に提供するとともに、適切な学習相談を実施する体制を整備するため、昭和六二年度より「生涯学習情報提供システム整備事業」を実施している。現在までに一三府県において、システム構築が進んでいる。
このシステムにおいて提供される情報は、今後の各県システムの相互利用を前提に、学習機会、施設、指導者情報等六分野を標準としている。さらに、文部省では、平成元年度にデータベース構築における入力情報の分類と様式を示した。各県においては、これを参考にシステム整備が進んでいる。
(引用:全国の生涯学習情報のシステム化に関する調査研究協力者会議の審議とりまとめについて:文部科学省平成三年八月)
具体的には,以下のような内容が掲載されている。
学習機会
○ 放送大学に関する情報
○ 大学の社会人入学制度、聴講生制度、通信教育、公開講座等に関する情報
○ 社会通信教育に関する情報
○ 全国的規模のイベント情報
施設
○ 生涯学習関連施設、専門機関、研究所に関する情報
○ 全国的に特色のある施設の情報
教材
○ 全国の生涯学習関連施設の所蔵資料の情報
○ 郷土資料・視聴覚教材に関する全国的な情報
各種資格
○ 国家資格等各種資格、技能検定・認定等の情報
○ 学位授与機構に関する情報
その他
○ 生涯学習に関する文献・研究成果情報
○ 海外留学制度、日本人学校等の情報
団体・グループ
○ 生涯学習関連の全国的団体の情報
指導者
○ 国等の公的機関で把握・公開可能な指導者・学識者の情報
事例:
群馬県生涯学習センター「まなびねっとぐんま」
キーワード”生涯学習情報提供システム”で検索すると,たくさん出てきます。最近はあまり活発には使われていないそうです。